1、CA合格に有利な資格は?
2、マイナスポイントをプラスにする方法
CA受験に身長制限はつきもの。【身長152㎝】身長の低い私が書類通過のためにやった裏技はコレ!にも書いているのだけれど、募集要項に身長制限の記載はないものの、実際には身長が必要な仕事。もちろん合否に関係してくる。
ただ、この“低身長”というマイナスポイント(CA受験において、ね!)をカバーして合格を手にすることは可能なのです!!!
身長152㎝でCA合格し、12年間CA生活の中で見てきた低身長さんを数多く知っている私が断言します。
では、どんな資格や経験があれば、合格に近づくことが出来るのか?一例ですが、私が実際に取得した資格5つを全て公開します♪
3分程お付き合いください。
1、CA合格に有利な資格は?
CA合格に有利な資格は“コレ!”という特定のものは正直ありません。重要なのは、その資格を取得した背景なんです。例えば、学生時代に頑張ったことが証明できるものだったり、趣味が分かるものだったり、CAになりたいという強い気持ちが伝わるものだったり・・・・。本記事では実際に私がCA受験の時に取得していた資格を5つ公開、深堀りしていきます!
- 手話検定
- TOEIC
- ボランティア活動
- 救急救命講習受講
- 教員免許取得(大学で)
1、手話検定
聾者のお客様とのコミュニケーションが取れること、また全てのお客様に興味を持ちサービスできる人材だと分かってもらいましょう。
手話検定を取得することで、人に興味を持ち、相手に寄り添う気持ちを大切にしていることを伝えるきっかけが出来るからです。また、語学の資格とは違い、取得している人も少ないので付加価値が付くからです。
私は聾者の友人が居たため、勉強するきっかけになったのですが、実は面接時にはまだ検定取得が出来ていない状態でした。ですが、勉強していることをアピールしたかった私は、履歴書の資格欄に“手話検定取得に向け勉強中”と記載しました。実際に面接で手話を勉強していることについて質問を受けたこともあるし、面接官も努力していることに対しては興味を持ってくれているな、と感じました。CAになった後も、手話検定を取得したCAは手話バッジを付けてフライトすることができ、社内でも重要視されている資格の1つなんです。
2、TOEIC
この資格は募集要項にも必要だと書いてありますよね?TOEICの英語資格はCA受験には必須です。では、実際に何点あれば書類は通るのか?面接は通るのか?
私は最初の受験時(国内線)には実は募集要項にあったTOEIC600点をクリアしていませんでした。お恥ずかしながら、留学経験もなければ、英語を本格的に勉強したこともありませんでした。なので、大学へ通いながらECCへ通うことにしたんです。最初の受験時、書類通過の連絡をいただけた時は驚きました。600点に到達していないのに!!!と。(実際は590点位だった)
その後、ECCに通いながら英語の勉強をしクリアしたのですが、実際に600点に到達していなくても、書類・面接は通過するということです。
ただ、CAになった後は英語ができないと苦労します・・・・。パイロットが外国の方で日本語が出来なかったり、社内で必ず受けなければならない英語の試験が年に一回あったりします。もちろん、外国のお客様と接することも多いので、英語が話せないとクレームに繋がったりもしますよ。
なので、TOEIC600点は必ずクリアするように頑張りましょう!
3、ボランティア活動
私が強くお勧めするのは、このボランティア活動。
ボランティアを経験することが目的という訳ではなく、活動を通して得る体験や新たな発見が自分の強みになるからです。
私は大学時代に教員免許を取得する際、障がい者センターで障がいをお持ちの方が商品を作る際の補助をさせていただいたり、食事の介助をさせていただきました。それがきっかけで、地元の障がい者センターにてボランティアがしたいと申し出、大学が休みの日はボランティアに行くようになりました。約3か月ほどの期間だったのですが、その経験はCA受験の面接の際にも自分の強みとしてアピール出来、面接官も興味深く聞いてくださったのを今でも覚えています。自分とは違う誰かに寄り添い、受け入れ、歩み寄ることの大切さを教えてくれた経験です。
皆さんも是非自分にしか出来ない経験を強みにして下さいね!
4、救急救命講習受講
CA受験の為に取得するには定番の資格です。ご存じのとおり、CAの仕事で最も重要な仕事。それは“保安要員”です。
飛行機を安全に飛ばすために、CAは“安全を守る”役割を担っています。例えば、機内での急病人への対処もその一つ。
入社後は救急救命の研修ももちろんあるのですが、CA受験の時にこの資格を取得しておくことで、CAの保安要員としての重要な役割を理解していることを面接官にアピールすることが出来ます。多くのCA受験者はCAのサービス面へのアピールが多いので、保安面へのアピールが出来ることは、大きな武器となるでしょう。私が取得したのは、普通救命救急講習修了というもので、各自治体の消防署で実施されている一日で修了証を貰えるものなので、是非各自治体のHPなどで確認してみて下さい!日常生活にも活かせる知識も得られますよ♪参考に東京消防庁のHPリンクを貼っています→https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm
5、教員免許取得(大学で)
これは私の場合は教員免許だっただけで、他の資格でももちろんOK!
大学で取得できる資格は、大学で真剣に学業に取り組んだ事実や興味を持って勉強したことを証明することができます。
CA受験の面接や書類選考では外国語系の資格を持った受験生は多いため、自分にしかないオリジナリティを出すことも出来るからです。
私の場合は音楽系の大学に通っていたので、音楽科の教員免許を取得しました。一見CAの仕事には関係ないので、CA受験において有利に働くとは思えませんが、逆に他の受験者との違いを出すためにプラスになることもあるんです!それは、皆さんの伝え方次第。私は音楽から人の心を動かすことの難しさを学んだことやエピソードを面接で話しました。CA合格後、この話が印象に残っていたと面接担当の方に言われたことも。
2、マイナスポイントをプラスにする方法
1、視点を変えてみよう
自分にとってマイナスだと思っている点も実は他の人からするとプラスだったりするもの。例えば、肌が弱くて荒れていることで悩んでいるとしましょう。人に見られる仕事であるCA受験でもお肌のコンディションは大事。でも、自分が悩んでいるポイントって、人一倍本やネットで調べていたり、詳しかったりしません????それは人よりも知識が豊富であるということ。その知識を活かして、社内でスキンケアセミナーを開いたり、機内販売商品のお勧めも出来るかもしれない。その知識を活かして、ご年配の方にメイクアップをするボランティアが出来るかもしれない。すべては考え方次第。それを活かすも殺すも、あなた次第!
2、マイナスポイントをカバーする方法はないか考えてみよう
身体的な理由はどうしようもない。CA受験におけるマイナスポイントと思われることは別の方法でカバーしよう!例えば、私のように背が低いということ。これは、もうどうしようもない。これをカバーするために出来ることはぜーーーーーーーーんぶやろう!身長が少しでも高くなるヒールの靴を選ぶとか、高く見えるスーツの着こなしをマスターするとか、ヘアメイクを学ぶとか。他の人が持っていない第二外国語の資格を取得するとか。その努力でカバー出来ることは実は沢山あるはず! 身長が低い人がすべき面接ファッションでも詳しく書いてます。
まとめ
CA合格に有利な資格は人によって違います。どんな資格を持っているかではなく、その資格取得で何を学んだのかが大事。そして、学んだことを面接で伝えられるように練習しておきましょう。私の場合は5つの資格を取得。
- 手話検定
- TOEIC
- ボランティア活動
- 救急救命講習受講
- 教員免許取得(大学で)
これから進学する大学を決める人は上記5の大学での資格取得をおすすめします。社会人になると、なかなか資格取得の勉強時間が確保できないからです。コロナウィルスによる自宅待機や航空会社の募集見送りなど、CA受験を考えている皆さんにとっては辛い状況かもしれません。でも、この状況下で何ができるのかを考えて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。今は準備する時間が沢山あると思って、マイナスをプラスに変える努力を!CA受験でも必ず役立つから!